Posted by なぎさ - 2009.08.22,Sat
手風呂で軽く描こうと思ったら思いの外頑張ってしまった…うぅ…
2時間近くもかけちゃうなんて…;;
えとえと!カナデさんにハートの国のアリスのパロ小説をいただいたのですよぅ!!!!
そんでまだ途中だから先取りしてブログにアップしちゃおう!っていう!
カナデさん!本当にありがとうございました~!!!
追記で小説です!
※かなりムクツナ絡み度高めです(なぎさ的視点)。苦手な方はご注意あれ。
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Posted by なぎさ - 2009.06.09,Tue
えとね!えとね!
カナデさんがね!ムクツナ小説を書いてくださいました!!
やたね!ヽ(*^。^*)ノ
うぅぅ、ありがとうございます!ありがとうございます!
嬉しすぎます…!!
ということで、追記でカナデさんの素敵小説ですっ!
(ちゅーあります。苦手な方は注意です)
また落ち着いたらサイトのほうにアップさせてくださいっ!
カナデさんがね!ムクツナ小説を書いてくださいました!!
やたね!ヽ(*^。^*)ノ
うぅぅ、ありがとうございます!ありがとうございます!
嬉しすぎます…!!
ということで、追記でカナデさんの素敵小説ですっ!
(ちゅーあります。苦手な方は注意です)
また落ち着いたらサイトのほうにアップさせてくださいっ!
Posted by なぎさ - 2009.05.23,Sat
「…悪い子ですね…」
ニヤリと口元を歪めた骸が綱吉に向かって腕を振り上げる。綱吉はグッと唇を噛んだ。その瞬間額から吹き出す炎。骸の手刀をかわすと、綱吉は未だにほうけているほうの骸を抱き抱えてそのまま後ろに跳びずさった。
「つな、よ…」
「さがってろ。あぶないから…」
有無を言わさずに屋上の端の方へと骸を追いやる。ようやく金縛りが解けた骸は、おずおずと綱吉を見た。
自分の知らない綱吉。
その額の炎は太陽の光と混じってキラキラと輝いていて、その瞳も…炎をそのまま宿したかのような綺麗な橙色。そしてその表情は…こちらが切なくなるくらい悲しくて…
意味もなく綱吉のほうへ伸ばした手は、届かずにそのまま地面へと落ちた。すでに骸に背を向けて走り出していた綱吉は、骸が手を伸ばしたことすら気づいていなかったかもしれない。
何も掴めなかった手が冷えていく。
胸のもやもやが、止まらない。
「どうしてそこまで彼の肩を持つんですか?」
目を細め、些か不機嫌そうな骸が綱吉に向かって大袈裟にため息を吐く。
「おまえがっ、殺そうとするからだろっ!?」
骸に向かって振りかぶられた拳は軌道を読まれていたかのようにギリギリのところでかわされる。一瞬バランスを崩してふらついた綱吉に、骸はニヤリと口端をつり上げた。すばやく綱吉の手首を掴むと、こちらに身体を向かせる。驚愕に目を見開く綱吉を楽しそうに見ると、次の瞬間、骸は後ろに振り上げた足をそのままの勢いで綱吉の腹へと食い込ませた。
「がは…っ!」
同時に手首を放された綱吉が後ろへ吹っ飛ぶ。数メートル宙を飛んだ綱吉はそのまま地面へと叩きつけられた。
「ほらほら、今そこで跪いて泣いて許しを請えば許してあげてもいいですよ」
「だ…れ、が…」
軽く咽せ、ふらつきつつも立ち上がった綱吉を見て、骸は更に笑みを深めた。
「お仕置きされたいんですか?まったく…」
骸の手に三叉槍が握られる。綱吉の拳に炎が灯る。
「意地でも…止める!!」
本気で、止める。
数メートル離れた骸に向かって突き出された右腕。綱吉の周りの空気が一瞬で変わる。
一方、骸が三叉槍を少し持ち上げれば、その周りから禍々しい真っ黒なオーラが渦巻いた。そして骸が一歩綱吉のほうへ足を踏み出した瞬間、
爆炎が、屋上を呑み込んだ。
「っ!?」
直前に身体ごと地面に伏せた骸の頭上を灼熱の炎が駆け抜ける。対峙していた二人がどうなったのか気になってそろりと顔を上げてみるが、熱風が顔面を直撃して慌てて顔を伏せた。
こんなものを真っ正面から食らったらいくらなんでもあの男もただではすまないのではないかと思う骸だが、確認しようにも出来ない。
しばらく経って熱がおさまったのを感じると、骸はやっとこさそろそろと起きあがった。
「綱吉、くん…?」
一番はじめに目に入ったのは、
地面に突っ伏して倒れている、綱吉。
「綱吉くん!!」
急いで駆け寄れば、骸の姿を横目で捉えた綱吉が地面に転がった状態のままへらりと笑った。
「ごめ…大丈夫…?巻きぞい、食らわなかった…?」
大丈夫ですと小さく答えて綱吉を抱き起こす。その肌に触れて、思わずギクリとなった。冷たかったからではない。…逆に、ひどく熱かったから…
「はは…逃げたね、骸…」
「え…?」
自分ではなく、あちらの骸のことだと一拍置いて理解する。慌てて周りを見れば、確かに自分と綱吉の他には屋上には誰にもいなかった。
「いったい…」
「あーぁ…やっぱり…だめ…か、ぁ……」
自虐的な笑みを浮かべると、綱吉はことりと気を失った。
「はっ、え!?つなっ、綱吉くん!?」
空は暗みを増す。
西が淡く朱色に染まり始める。
「ちょ…僕にどうしろっていうんですか…」
途方に暮れて空を見上げる。
下校生徒の喧騒が遙か遠くに感じられた。
Posted by なぎさ - 2009.05.22,Fri
「で、その顔の傷は…」
恐る恐る尋ねた綱吉に、ツナは首をちょこんと傾けてへらりと笑った。
「えへへ~、ちょっとやっちゃったぁ…」
そう言うツナの右頬には3センチ程の赤い線が走っていて…
「ばっ、よりによって顔かよ!」
時刻は正午を回る少し前。
再び綱吉の部屋に集まった双子…と、
「言わんこっちゃないですツナくん!痕残ったらどーするんですか!?」
…余計な虫が一匹。
「かすり傷じゃん。大袈裟だね骸は…」
すでにシャワーを浴びた後のツナが頭をタオルで拭きながらコロコロ笑うが、骸の顔はいたって大真面目である。
「消毒しましょう。こういうものは舐めておくのが一番です」
「自分じゃ舐めれない…」
困ったように見てくるツナの肩を、骸がグッと掴む…
「ですから僕が…ぐはぁっ!」
が、顔を近づける途中で勢いよく後方へ吹っ飛んだ。
「あんなアホの言うこといちいち真に受けるなよ」
傷に絆創膏を貼ってやりながら、骸を吹っ飛ばした張本人が言う。ツナは素直に「うん」と頷いた。…絶対に分かっていない。
「でもどうしよう…これじゃバレちゃうよね…」
周りからは綱吉が怪我をしたことになっているのだ。これでツナの頬に怪我があったとなれば…
頬に貼られた絆創膏をなぞりながら申し訳なさそうにうなだれたツナに優しく微笑むと、綱吉は机から小刀を取り出した。
「え…」
と、ツナが止める間もなく綱吉は取り出した小刀で自分の頬を傷つけた。綱吉の頬にも赤いものがじわりと滲む。場所はツナの傷とほぼ同じ。
「これでいっしょ、だろ?」
「つな、よしぃ…」
驚愕に見開かれたツナの目に涙が滲む。
そこまでしなくても…と綱吉を責めるように見るが、綱吉は軽く笑っただけでさっさと絆創膏でその傷を隠す。
「これに懲りたらもう無茶すんなよ?」
「ぅ…うぅっ…雲雀さん…今度はフルボッコにしてやる…っ!」
「…話聞いてたか?」
どうやら綱吉が自分を傷つけなければならなかったのは雲雀のせいだという結論にたどり着いたらしい。その目は闘志に燃えていた。
「…で、その雲雀恭弥はどこに?」
綱吉に吹っ飛ばされた体勢のまま黙って双子のやりとりを見ていた骸が、そこで初めて口を挟む。
「ん、雲雀さん?医務室。骸、後でお見舞い行ってあげたら?」
「え…」
医務室?
雲雀恭弥が医務室…?
冷や汗を流して固まった骸にツナは優しく微笑んだ。
「ちょっとボコリすぎちゃった」
恐る恐る尋ねた綱吉に、ツナは首をちょこんと傾けてへらりと笑った。
「えへへ~、ちょっとやっちゃったぁ…」
そう言うツナの右頬には3センチ程の赤い線が走っていて…
「ばっ、よりによって顔かよ!」
時刻は正午を回る少し前。
再び綱吉の部屋に集まった双子…と、
「言わんこっちゃないですツナくん!痕残ったらどーするんですか!?」
…余計な虫が一匹。
「かすり傷じゃん。大袈裟だね骸は…」
すでにシャワーを浴びた後のツナが頭をタオルで拭きながらコロコロ笑うが、骸の顔はいたって大真面目である。
「消毒しましょう。こういうものは舐めておくのが一番です」
「自分じゃ舐めれない…」
困ったように見てくるツナの肩を、骸がグッと掴む…
「ですから僕が…ぐはぁっ!」
が、顔を近づける途中で勢いよく後方へ吹っ飛んだ。
「あんなアホの言うこといちいち真に受けるなよ」
傷に絆創膏を貼ってやりながら、骸を吹っ飛ばした張本人が言う。ツナは素直に「うん」と頷いた。…絶対に分かっていない。
「でもどうしよう…これじゃバレちゃうよね…」
周りからは綱吉が怪我をしたことになっているのだ。これでツナの頬に怪我があったとなれば…
頬に貼られた絆創膏をなぞりながら申し訳なさそうにうなだれたツナに優しく微笑むと、綱吉は机から小刀を取り出した。
「え…」
と、ツナが止める間もなく綱吉は取り出した小刀で自分の頬を傷つけた。綱吉の頬にも赤いものがじわりと滲む。場所はツナの傷とほぼ同じ。
「これでいっしょ、だろ?」
「つな、よしぃ…」
驚愕に見開かれたツナの目に涙が滲む。
そこまでしなくても…と綱吉を責めるように見るが、綱吉は軽く笑っただけでさっさと絆創膏でその傷を隠す。
「これに懲りたらもう無茶すんなよ?」
「ぅ…うぅっ…雲雀さん…今度はフルボッコにしてやる…っ!」
「…話聞いてたか?」
どうやら綱吉が自分を傷つけなければならなかったのは雲雀のせいだという結論にたどり着いたらしい。その目は闘志に燃えていた。
「…で、その雲雀恭弥はどこに?」
綱吉に吹っ飛ばされた体勢のまま黙って双子のやりとりを見ていた骸が、そこで初めて口を挟む。
「ん、雲雀さん?医務室。骸、後でお見舞い行ってあげたら?」
「え…」
医務室?
雲雀恭弥が医務室…?
冷や汗を流して固まった骸にツナは優しく微笑んだ。
「ちょっとボコリすぎちゃった」
Posted by なぎさ - 2009.05.21,Thu
「っ!」
抱きしめられたままの体勢で綱吉がキッと骸を睨む。顔が熱い気がするのは…多分気のせいだ。気のせいに違いない。絶対に気のせいだ。
「な…んでいつも分かるんだ…?」
毎度のことながら恥ずかしすぎる…
「そりゃあ他でもない大好きな君たちのことですからねぇ」
さらりと笑顔で言った骸を再度睨めば、骸はニヤリと笑って先ほどよりも強く抱きしめてくる。
「…反応、ですよ」
「…?」
「ツナくんだったら間髪容れず拳が飛んできますからね。綱吉くんだと、一瞬固まるんですよ。今日はいつもに増して酷かったですけど。気づいてました?」
「…分かった。今度から間髪容れず殴ってやる」
遠慮しますよ、と呟くと同時に身体を後ろに引いた骸の顔面スレスレを、綱吉の拳が通り過ぎる。
「避けるなよ」
「避けますよ」
小さく舌打ちした綱吉に、骸は「おお怖い」とまったく怖がる素振りも見せずに言う。
「それに、雰囲気で分かります。顔も似てますがまったく同じではないですし」
「そう…」
たまにこういう骸の何気ない一言が嬉しかったりする。
ばれても困るのだが、やはり誰も違いを分かってくれないというのは寂しい気がするから…
そんなこと絶対に骸には言わないが。
くるりと骸に背を向けて歩みを再開すれば、後ろから骸が不思議そうに尋ねてくる。
「ちなみにツナくんはどこで何を?」
「…雲雀をぼこりに行った」
「は!?」
可愛い顔に傷でもついたらどうするんですか!と顔を青くする骸に、先ほど同じことを思った自分を重ね合わせて少々苦い気持ちになる。
踵を返そうとした骸の服を、綱吉はがっちり掴んでいた。
「行くなよ。ツナの邪魔をするなら許さない」
「ですが…っ」
「死ぬ気になったツナは強い。骸も知ってるだろ?」
行っても逆に巻きぞい喰らうだけかもよと言われて、骸はようやく納得したようだった。
「ってことで、ちょっとつきあえ骸」
「はい?」
「法学の授業。おまえ臨時講師やってよ。あの先生の話つまらないんだよ…」
そう言えば、骸は一瞬怪訝そうな顔をしたもののすぐにニヤリと嫌な笑みを浮かべた。しょうがないですねぇ、と含みのある声音で呟く。あんまり調子にのるなよと軽く睨むが、骸はクスクスと笑うだけだった。
面白くない。……いろいろと。
抱きしめられたままの体勢で綱吉がキッと骸を睨む。顔が熱い気がするのは…多分気のせいだ。気のせいに違いない。絶対に気のせいだ。
「な…んでいつも分かるんだ…?」
毎度のことながら恥ずかしすぎる…
「そりゃあ他でもない大好きな君たちのことですからねぇ」
さらりと笑顔で言った骸を再度睨めば、骸はニヤリと笑って先ほどよりも強く抱きしめてくる。
「…反応、ですよ」
「…?」
「ツナくんだったら間髪容れず拳が飛んできますからね。綱吉くんだと、一瞬固まるんですよ。今日はいつもに増して酷かったですけど。気づいてました?」
「…分かった。今度から間髪容れず殴ってやる」
遠慮しますよ、と呟くと同時に身体を後ろに引いた骸の顔面スレスレを、綱吉の拳が通り過ぎる。
「避けるなよ」
「避けますよ」
小さく舌打ちした綱吉に、骸は「おお怖い」とまったく怖がる素振りも見せずに言う。
「それに、雰囲気で分かります。顔も似てますがまったく同じではないですし」
「そう…」
たまにこういう骸の何気ない一言が嬉しかったりする。
ばれても困るのだが、やはり誰も違いを分かってくれないというのは寂しい気がするから…
そんなこと絶対に骸には言わないが。
くるりと骸に背を向けて歩みを再開すれば、後ろから骸が不思議そうに尋ねてくる。
「ちなみにツナくんはどこで何を?」
「…雲雀をぼこりに行った」
「は!?」
可愛い顔に傷でもついたらどうするんですか!と顔を青くする骸に、先ほど同じことを思った自分を重ね合わせて少々苦い気持ちになる。
踵を返そうとした骸の服を、綱吉はがっちり掴んでいた。
「行くなよ。ツナの邪魔をするなら許さない」
「ですが…っ」
「死ぬ気になったツナは強い。骸も知ってるだろ?」
行っても逆に巻きぞい喰らうだけかもよと言われて、骸はようやく納得したようだった。
「ってことで、ちょっとつきあえ骸」
「はい?」
「法学の授業。おまえ臨時講師やってよ。あの先生の話つまらないんだよ…」
そう言えば、骸は一瞬怪訝そうな顔をしたもののすぐにニヤリと嫌な笑みを浮かべた。しょうがないですねぇ、と含みのある声音で呟く。あんまり調子にのるなよと軽く睨むが、骸はクスクスと笑うだけだった。
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