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Posted by - 2025.07.17,Thu
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Posted by なぎさ - 2007.10.08,Mon
いや、実はまだ前に話があるんですが、とりあえずこれだけ・・・・
夏野さん挿絵ありがとうございます!!


==================


コンコン…

「んん…」

ツナはゴロリと寝返りをうった。
窓からさし込む光がもう朝だと告げている。
薄目を開けて時計を見る。
うん、まだ大丈夫。あと…5分だけ寝よう…
そう思って再び目を閉じる。

コンコン…

“あれ…さっきからなんか音がする…?ん~…でもま、いいや…”

「お~い、ツナ~、遅刻するぞ~」
「んん~…まだ大丈夫だって・・・・・って、え!?」

ツナは勢いよく飛び起きた。
自分を見下ろしていたのは・・・・・

「や、山本ぉ!?」
「おはよっす」
「おはよ・・・・じゃなくて、なんで山本がここに!?」

骸避けにドアには鍵+チェーンをかけたはず…!!
ドアを見ると…チェーンがしっかりかかっている。
しかしまた山本を振り返って・・・・・言葉を失った。
窓が開いている・・・・!!

「ちょっ、山本!?」
「ははは。ツナの寝顔可愛いーのな」
「そーじゃなくて!!ま、ままままさか窓から!?」
「あー、開いてたぜ。ツナ何回ノックしても気付いてくれねーんだもんな。ちゃんと鍵しめろよー。変出者が入ってくるぞ~」
「入って来た人に言われたくないんだけどー!!っていうかどこから・・・・?」
「俺の部屋真上なんだよ」
「なー!!二階から来たの!?」

呆れを通り越して感動してしまったツナだった。
昨日の夜嬉しそうだったのはそのためか。

「とととりあえず自分の部屋帰りなよ、山本」
「おうっ、じゃあ俺朝練行くから、遅刻しないようにな~」

ツナは爽やかな笑顔の山本を窓から追い出すと、とりあえず制服に着替えた。
まだ少し早いが、山本のおかげですっかり目が覚めてしまった。
のんびり寮の食堂で朝食でもとろう。
ツナは準備を終えると鞄を掴み部屋を出た。
・・・・・・が、
ズベッ

「え・・・・・・」

ドアから一歩外へ踏み出した途端、思いきり体のバランスを崩した。
一気に天井が視界に入ってくる。

「ふわあああああぁぁぁっっっ!!!!」

すべって仰向きに倒れそうになったツナを抱きとめたのは・・・・・・

「クフフフ…おはようございます綱吉くんv」
「ぎゃーーーーーっ!!!!!」

とってもいい笑顔の骸先生だった。
お姫様だっこな状態に、ツナは慌てて骸に降ろしてくれるように頼んだ。
しかし・・・・・・

「クフv朝からいいシチュエーションですね!」
「降ろしてーーー!!」



降ろしてもらえない。
そしてツナは気付いてしまった。
自分の部屋の前の床。━━━━━━━何かテカっている。

「先生…、これ…俺の部屋の前に何かしましたか?」
「ああ、綱吉くんが転ぶかな~と思って油をひいてみましたvそれを君ときたら狙い通りに転んで…クフッ」
「自分でシチュエーション作るなーーーー!!!!」
朝っぱらから本当に迷惑な話だ。

「ところで綱吉くん。さっき部屋の中に山本がいたようですね・・・・いったいナニしてたんですか!?許しませんよ、僕のことは全力で拒否しておいてーーー!!」
「あんたがそんなんだからだ!!って…あれ?」

そしてツナはまたまた気付いてしまった。
油の横に置いてあるもう一つの容器。

「先生、あれは何ですか?」
「ああ、あれは蜂蜜ですよ。食堂で油と一緒に借りました。ほら、嫌がる君の体に無理矢理蜂蜜をぬりたくるのもいいシチュ…」
「一回死んでこい!!!」
「ぐはっ!!」

ということで、満面の笑みの骸の顔面に、ツナの容赦ない一撃が叩きこまれた。
昨日と同じことの繰り返し。
そんなお決まりな感じでツナの一日は始まったのだった。
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Posted by なぎさ - 2007.09.28,Fri
「クフフフフ…」

怪しい声をたてながらもやし姫の寝室に誰かが忍び込みました。
すやすやと眠っているもやし姫の顔をそ~っとのぞきこみます。
そしてまた不気味に笑いました。
もやし姫の肌は真っ白で、まるでもやしのようです。
その肌にそっと触れて顔を近づけていったところで━━━━━━

ぱちっ

もやし姫が目をあけました。

「ギャアアアァァァーーーッ!!!!!」

真夜中、城中にもやし姫の叫び声が響きわたりました。

「おっ、おおおお母様!!もう来ないでって言ったでしょう!?」
「クフフフ…恥ずかしがらないでくださいvさあっ!!」
「いやだあああ!!何が『さあっ』だ!!もういいっ!!もうこんな城出てってるぅぅー!!!!」

もやし姫は草木も眠るうしみつどき、城を飛び出しました。


=========================================
という序章でした・・・・
で、この続きが本編・・・みたいな。
でも繋がらなかったんですよねぇ・・・・本編と。
で、もういいかなぁ・・・みたいな感じで。実は骸さんはツナの継母だった!!みたいな説明で。
これもすずらんが白雪姫の話を知らないのが悪い!!名作よ!?
Posted by なぎさ - 2007.09.02,Sun
展示室にあるのの続きになっております。
ここの永遠の大空8とは繋がっておりません。

=============================

一行は慌てて外に出た。

「おい!こんな街の中でおっぱじめるんじゃねぇ!!」
「きゃあぁぁぁぁ!!!」

あちこちから罵声や悲鳴が上がる。

「おい!!モントーネが街から逃げるぞ!!追えーーー!!!!」

誰かが叫んでいる。
遊牧民の格好・・・・・・・しかしモントーネの服とは違う。
遊牧民同士の争い・・・・?

どうやらモントーネは街から出ようとしているらしく
、その後を追っているようだ。
しかし、荒々しすぎる。
彼らが通ったあとは道も市場もぐちゃぐちゃだった。

「ちょ、あんたら!!うちの店を・・・!!」

店の女将さんらしき人が遊牧民の男に反抗している。
その男は忌々しそうにその女性を見ると、いきなり彼女を殴りとばしナイフを振り上げた・・・・・が、

ガキィィィン

そのナイフは凪の三叉戟によってはじき飛ばされた。
そのまま男の面を回し蹴りで蹴り飛ばす。
綺麗に飛んでいく男。

「大丈夫?おばさん。」
「あ、ありがとう・・・・」

女性はぶたれたところをおさえつつ、呆然としながらお礼を言った
が、すぐに真っ青になった。

「きゃあああああ!!娘がぁ!!」

5歳ぐらいの女の子が遊牧民の男の手に捕まっていた。
その男はその子をつまらなさそうな顔で見ると、後ろに向かって空高く放り投げた。
宙を飛ぶ女の子。
その子は乱闘の真ん中に落ちていく。

「間に合わない!」

凪は一歩足を踏み出したが・・・・・

ギュンッ

その一歩先をツナが走っていった。
額に炎が灯る。
超加速したツナは、群れる遊牧民の男共をなぎ払うと、その子を無事にキャッチした。
男達は何が起こったのか分からず、呆然としている。

「大丈夫?怪我ない?」
「・・・・うん。」

ツナはほっとため息をつくと、女性のもとにその子を返した。
すぐに凪と雲雀を呼ぶ。

「モントーネを追う。街の外出るよ!!」
「うん!」
「・・・・」

ツナ達はものすごいスピードでその場を去っていった。
残された女性は呆然と我が子を抱きしめた。

「ありがとう・・・」

ポソリと呟く。

「お母さん!お母さん!」
「・・・ん?何?」
「あのお姉ちゃんのね、頭にね、すっごく綺麗な炎がぼぉ~ってしてたの!!」
「炎・・・?」

女性はハッとした。まさか・・・・・・・

「まさか・・・・・ね・・・・」
Posted by なぎさ - 2007.08.16,Thu
結局凪は出場することになったのだった。
参加費はただ・・・ということだが、なにぶん恐ろしい顔をしたお
っさんがたくさんいる。
凪が弱いなどと思っていないツナなのでそこまで心配はしていないのだが・・・
いや、やはり心配である。

「凪、無理するなよ?」
「大丈夫、ボスのためだもの。いざとなったら骸様もいるし・・・でもいけるとこまでは私が頑張る!!」

ツナはふっと微笑んだ。

「頑張ってね。」
「うん!」


そしてツナは観客席に向かった。
スタジアムといっても粗末なつくりである。
観客席は石が壇上になっているだけだった。
ツナは一番下まで行き、出場者がよく見えるか確かめた。
少し遠くて顔までは分からないが、どんな人がいるのかは分かる。
ごめんな、とツナは小さく呟いた。
本当は自らも戦うべきなのだろうが、なにぶん不都合がありすぎる
仮にも王子だし、今は追われている身である。
ツナは戦うときには炎が出てしまうため、すぐばれてしまう。

ちなみに今は大柄な男同士が戦っていた。
さすがに死なないように配慮してあるのか、得物は危険が少なそうなものだった。
向こうで用意されているのだろう。

「毎日こんなことやってるのかな・・・」

どうやらこの対戦は今日に限ってやっているわけではないらしい。
毎日賞金を出しているということだろうか。
裕福なことだ。
ツナは目を伏せて小さく苦笑した。

ワアアァァァァァッッ

そこでひときわ大きな歓声が上がって、ツナは顔を上げた。
片方の男が地面に突っ伏して倒れていた。
勝負あったらしい。

「よぉ、そこのねぇちゃん・・・」

ツナが見る限りではそこまで強い人はいなさそうだ。
この程度のレベルなら、凪でもいける・・・・

「おい、ねぇちゃん!」
「!?」

いきなり肩を掴まれて、ツナは驚いて後ろを振り返った。

「お、俺?」

ツナは目をぱちくりさせた。
どうやら声をかけられていたのは自分らしい。
そういえば、今は女の姿だった。

「"俺"とか言っちゃってかっわい~v」
「こんなところで一人?俺らと遊ばない?」

6名ほどのいやらしい目つきをした男達。

ひょっとして俺、ナンパされてる・・・・?

Posted by なぎさ - 2007.08.05,Sun
ワアアアアアアアアッッッ

「・・・・何の騒ぎ?これ。」
街に着いた途端聞こえてきた声援に二人は足を止めた。
「さぁ・・・・」
骸はチラリと大通りの向こうを見た。
どうやら向こうにあるスタジアムらしき中で何かをやっているらし
い。
「その前にとりあえず何か買いましょう。」
「そうだね。」


ということで、二人は食事と買い物を済ませた。
所持金は・・・・・見事になくなった。
「一文無しだね、ボス。」
凪がポソリと言った。
食事の時骸から凪に交代したのだが・・・・ツナはチラリと凪を見た。
ケロリとしている凪にため息が出る。
こんなに凪が大食いだなんて・・・・
実は凪、先程食事処で一人で5人前を平らげてしまった。(ちなみにツナは半人前)
よほどお腹がすいていたのか、はじめからこのぐらいの大食いなのか・・・・
「とりあえずお金どうにかしなきゃね・・・」
ツナはまわりをぐるりと見た。
てっとり早くお金を貯めるには・・・・やはり働くのが一番なのだろうが、ツナにとっても凪にとってもそれはあまりよい方法とはいえなかった。

"凪・・・・あのスタジアム、どうやら何か戦いをやっているみたいですよ。"

「戦い・・・・?」
「どうしたの、凪?」
「ボス、あのスタジアムに行ってみよ。」
「は・・・・?」


『闘技大会 優勝者には豪華賞金』

「賞金・・・賞金・・・賞金・・・」

ツナはブツブツと呟いた。
これはかなりチャンスではないだろうか。
うまくいけば・・・・いっきに大金が転がり込んでくる。

「凪、これ参加してみない?」
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