TRAVELER1

これは、KYOコンテンツのTRAVELERの続編です。
本編を読まないときっと分からないと思います。

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「最近、運動不足よね～。」
灯がダルそうに言った。
ダルメシアン～～～～～～～～～～～～～～～～～！！！！！！
「そうか～？」
遊庵がボケ～っとしながら言った。

ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

一行は、車・・・というより、トラックに乗って進んでいた。
遊庵が使っていた、辰伶を轢いたトラックだ。
もちろん、運転席は遊庵。
助手席には、灯が乗っている。
他の人たちは・・・・・後ろの荷物を入れる場所に入っている。
いいの！？
いいの、そんなことしちゃってっ！！？？
違法じゃないの！？？

最近、歩いて旅するのをやめた。
遊庵のトラックに乗って旅する＝楽ちんなのだー＝運動不足なのだー！

辰伶の、ほたると２人きりで歩いて旅をする夢は、どんどん壊されていく。

「あ・・・ジムがあるわ！」
灯が指さす先には、ジムがあった。

「ハーーーーァ・・・」
ほたるは、今日何回目かの溜息をついた。
「ハーーーーァ・・・」
いや、いくら何でもつきすぎでしょ。
「ハーーーーァ・・・」
いったい、いつまで溜息つき続けるつもりですか？
「ほたるっ！いい加減、その溜息をやめんか！！！」
あ・・・辰伶がキレた・・・。
「ハーーーーァ・・・」
今度は、辰伶の顔を見て、溜息をついた。
「な、な、なな何て失礼な奴なんだ、おまえは！！！人の顔を見て溜息をつくとは・・・・・・！！！！！」
「・・・・ウザ。」
そして、ほたるはまた溜息をついた。
暴れる辰伶を、庵曽新がおさえていた。
幸村は、何故かこんな所で酒を飲んで愉快に笑っている。
「ん・・・？」
突然、エンジンの音がとまった。
ガチャ
トランク（？）の戸が開いた。
「おーい。外出ろ。」