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Posted by なぎさ - 2006.10.21,Sat
凡人特別警察部隊純情派 ~徳川財閥編~

パチン

薄暗い部屋の中でロケットのようなものを閉じる音が響いた。

「12人全員に暗示をかけました。これでもう、こいつらにはこの件の記憶はありません。それにしても、なかなか大がかりなことをやってくれましたね。本当に大丈夫なんですか?」
「ああ。」
「くすくす・・・・まぁ、私は自分に被害が及ばなければそれでいいんですがね。それでは、私は失礼しますよ。また海外に逃げるのでね。」
「おおきに、Dr.ホワイトはん・・・・・・」





「ねぇ、ゆや・・・本当にオレでいいの?」
「はい」
「後悔しない?」
「後悔なんてしません!」
「そう、じゃあいくよ?」
「あっ、ちょっと待ってください!まだ心の準備が・・・!」
「・・・もう、いいよね。」
「・・・はい。どうぞ。」


ガラガラガラーーーーーーーーー

コロン・・・

カランカランカラン♪

「お、おめでと~~~~!!!!!」
店員さんの声が商店街の端に響き渡った。
「やった!やりましたよ!ほたるさん!一等賞です!」
「そうだね。」
ここは福引き会場。
商店街でたくさん物を買ったゆやは、福引き券をたくさんもらった。
しかし、出てくるのははずれの白玉ばかり。
最後の一回をほたるに任せたところ、なんと、一等賞である。
ちなみに一等の賞品は、カップラーメン1年分。
「これで特別課で1年過ごすことになっても大丈夫ですねw」
「いや、それはちょっと嫌だけど・・・」
ゆやはニコニコ顔で言うが、ほたるはちょっと嫌そうだ。
もちろん荷物の運び役はほたる。
(ゆやの両手は買い物袋でいっぱい。)
前が見えないほどの大荷物である。

「たっだいま~~~~!!!」
ゆやは勢いよく特別課のドアを開けた。
「みんな、聞いて聞いて!!ほたるさんが・・・・・・あれ?どうかしたんですか?」
部屋が重苦しい雰囲気になっているのに気づいて、ゆやは首をかしげた。
「ああ、おかえり、ゆやちゃん。」
灯が振り返った。
その顔は暗い。
「何かあったんですか?」
「ああ、それが、織田財閥の豪華客船のディナーパーティーで、信長が殺されたんだ。」
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