Posted by なぎさ - 2006.11.27,Mon
〝あ~ぁ、やっぱりおとなしく見学してればよかった……″
ゆやはボールを片付けながら大きく溜め息をついた。
と、次の瞬間いきなり中が暗くなって、ゆやは反射的に入口を振り 返った。
ガチャン チャリッ
イヤな音をたててドアがしめられた。
「うそっ、ヤダッ」
ゆやはドアの取っ手に手をかけたが、南京錠をかけられたらしく 、開かない。
「開けてっ!!私まだ中にいるの!!」
ドンドンドアを叩くが、開けられる様子はない。
「あんたさぁ、むかつくのよ。」
バスケのチームメイトの声がして、ゆやのドアを叩く手は固まった 。
「さっきは試合で負けるし。あんたのせいじゃん。」
「っていうか何?遊庵先生に色目使っちゃってさ。ウザイんだよ。 」
「そーそー。いい子ぶって気に入られようとしてるのが見ててめっ ちゃむかつく。」
ゆやの頭は真っ白になった。
「ちっ、違っ!!」
「行こ。」
「放課後部活の人が来たら開けてもらえるんじゃなーい?」
「待って、待ってよ!!」
足音が遠ざかり、ゆやはペタリと座りこんだ。
自分が悪いんだろうか…。
どうすればいいのか分からなくて、ゆやは涙ぐんだ。
こんなことになるんだったら、ほたるさんを突き放すんじゃなかっ た。
「ほたるさぁん…」
ずうずうしいと思いながらも、今隣にほたるがいないことがものす ごく寂しく思えた。
ゆやはボールを片付けながら大きく溜め息をついた。
と、次の瞬間いきなり中が暗くなって、ゆやは反射的に入口を振り
ガチャン チャリッ
イヤな音をたててドアがしめられた。
「うそっ、ヤダッ」
ゆやはドアの取っ手に手をかけたが、南京錠をかけられたらしく
「開けてっ!!私まだ中にいるの!!」
ドンドンドアを叩くが、開けられる様子はない。
「あんたさぁ、むかつくのよ。」
バスケのチームメイトの声がして、ゆやのドアを叩く手は固まった
「さっきは試合で負けるし。あんたのせいじゃん。」
「っていうか何?遊庵先生に色目使っちゃってさ。ウザイんだよ。
「そーそー。いい子ぶって気に入られようとしてるのが見ててめっ
ゆやの頭は真っ白になった。
「ちっ、違っ!!」
「行こ。」
「放課後部活の人が来たら開けてもらえるんじゃなーい?」
「待って、待ってよ!!」
足音が遠ざかり、ゆやはペタリと座りこんだ。
自分が悪いんだろうか…。
どうすればいいのか分からなくて、ゆやは涙ぐんだ。
こんなことになるんだったら、ほたるさんを突き放すんじゃなかっ
「ほたるさぁん…」
ずうずうしいと思いながらも、今隣にほたるがいないことがものす
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