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Posted by なぎさ - 2007.06.30,Sat
「えぇぇ!?俺何で…」
「おい、大丈夫かよ、ツナ!!」
山本が慌てて近付いてきた。
「あ、うん、大丈夫…」
本当はいろいろと痛かったのだが、ツナはとりあえず苦笑して返し
た。
「おまえすげぇな!!流石リボーン先生が認めただけあるぜ!!」
「へ…」
そこで初めてツナは向かい側の校舎の窓から顔を出しているリボーンに気が付いた。
その手には…銃がーーー
「えっ!?ちょっとアレ…」
ツナが驚いて向かいの校舎を指をさしたところで、再び空気がこおりついた。

「おい…いつまでも無視してんじゃねーよ…」
ザンザスから冷たい視線がツナに注がれていた。
ツナも負けじと睨み返す。
こんな奴が生徒会長になるなんて…

ザンザスはいつのまにか、鉄パイプを握っていた。
「死ぬか?てめぇ…」
ツナは歯をくいしばった。
こんなメチャクチャな奴にかなうわけがない。
だけど…負けたくない……

リボーンはニッと笑った。
「流石俺の見込んだ生徒だな。いけ、ツナ。今度こそ小言弾だ」
「ちょっ、アルコバレーノ!?」
ズガーーンッ
骸の声は銃声にカキ消された。



ザンザスが鉄パイプをふりおろす。
しかし、その前にリボーンの放った弾丸がツナの頭をブチぬいた。
ガッ
ツナの手が、ザンザスの鉄パイプをとめる。
「何!?」
ザンザスを睨むツナの目は、先程とはうってかわってリンとしている。
芯から澄みきった、相手を見すかす目…。

ツナは全身が煮えたぎるような感覚を覚えていた。
体の中から何か熱いものがふき出てくるような感じ…
しかし、頭は驚く程さえわたっている。
この感じ前にどこかで…
そうだ、骸に呼び出された、あの時と同じーーーー

「ふざけんなッ!!」
ザンザスが再び鉄パイプをふりおろした。
ドガッ
鉄パイプは地面にめり込み、ザンザスは目を見開いた。
いったいどこに…

「こっちだ…」
「何!?」
ドゴォッ
ザンザスが後ろを振り返る前に、一瞬で後ろにまわりこんでいたツナの鉄拳がザンザスの顔を殴りとばした。
「グハァッ!」
ザンザスは物凄い勢いで吹っ飛び、屋上の入り口のドアにぶつかって崩れ落ちた。
「ぐっ」
ドクンッ ドクンッ
ザンザスの心臓の鼓動が大きくなる。

“俺は…こんなパンツ一丁の変な奴に…!!“

小言モードでも、ツナはパンツ一丁だった。

ドクンッ ドクンッ

“クソッ、なんなんだ…いったい俺はどうしちまったんだ…!!”

殴られた顔が痛い…痛いけれど…
「クッソォォォ!!」

“なんなんだ、この感じはーーー!!”

ザンザスはフラフラと立ち上がると、屋上から逃げるようにして去っていった。
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