Posted by なぎさ - 2008.07.06,Sun
続きを書け!という意見や、イマイチ・・・という意見に分かれてます。どうしよう。
リクエスト多ければ・・・続き書くかもです・・・まぁ・・・ないと思いますが;;
なぎさが自らアウトにするほどの駄文なので・・・
本編までいかなかったべ?という感じですが、もし興味がある方がいらっしゃいましたら、続きからどうぞ!!
普通ってなんだろう。
俺は今思うと・・・
すっごく普通だったんだなぁって思う────
「ぎゃああぁぁぁっっっ!!無理無理ぃ!!」
「死ぬ気でやれ。だらしねぇぞ、ツナ」
そう・・・変な赤ん坊が家に来るまでは・・・
いたって普通だったのに────────
「月と太陽の下で」
時は一週間前。
いきなり真夜中に、俺の部屋の窓が全開に開け放たれた。
鍵・・・かけてあったはずなのに・・・
「ターゲット発見だな」
「ん・・ぅ・・・?」
吹き込んでくる風にうっすらと目を開ければ、窓の桟に小さな影が
寝ぼけ眼でそちらの方を向けば、いきなり夜とは思えない眩しい閃
そのまま・・・・
記憶は途切れてしまった。
そう、すべてが始まったのはこの瞬間。
俺が普通じゃなくなったのは────
この瞬間から────────
「・・・ぉぃ・・・おい!起きろダメツナ!」
「んん・・・」
耳元で叫ぶ声に起こされ、もぞもぞと布団から顔を出す
「なんだよ!こんなに早く起こすなよ!」
苛々した声で言い、再び布団に潜り込む。一番良い時間に睡眠を妨
「起きろっつってんだろ」
ゲシッ
「だあああぁぁあぁぁああっっっ!!」
しかしベッドから容赦なく蹴り出されて、俺は悲鳴を上げて床に転
なんだよいきなり!あまりにいきなりのことで、自分の声もいつも
顔にかかった邪魔くさい髪をかきあげて、俺は自分をベッドから蹴
睨み・・・つけた・・・
「・・・・ど、どちら様?」
目の前にいるのは漆黒のスーツに身をまとった・・・赤ん坊だった
「こっ、こんなところで何してるの!?お母さんは!?」
慌ててその子を抱き上げる。
スーツを着こなした赤ん坊にかなりの違和感を覚えながら・・・・
「バカにすんなよダメツナが。俺はおまえなんかよりずっと長く生
「はぁ!?っていうか、何で俺の名前・・・」
「喜べツナ。おまえは選ばれた戦士なんだゾ」
「・・・・・?」
話がかみ合ってない。全くもって話している意味が分からない
「と、とりあえず警察に・・・」
「・・・・・・」
ドゲシッ
「ふぎゃ!」
再び容赦ない蹴りを食らって、俺は本日二度目の床を拝んだ。
いったいなんで俺がこんな目に・・・
涙目で赤ん坊を睨みつけると、俺は起きあがろうとした・・・
したが、その前に何か柔らかいものが自分の腕に当たって
「あれ・・・?」
あるはずのないものが・・・
自分のパジャマのはだけた胸元からのぞく、ふくよかな・・・胸。
「ちょ、ええええぇぇええぇぇええ!!??」
驚愕に目を見開いて起きあがる。
間違いなく自分についている。
「なっ、なんで・・・」
そして部屋にある鏡をのぞき込んで・・・今度こそ言葉を失った。
大きな目は元からとしても、いくぶんふっくらした顔立ちに・・
「ひやああぁあぁあああぁぁあ!女!?俺って女だったっけ!
自分の下半身に触れて現実を再認識させられた。
確実に・・・100%女の身体。
いや、違う・・・これはきっと夢だ。そうか夢なんだ
「現実を受け止めろ」
「・・・・・・」
夢・・・なわけがなかった。
「人間って・・・一晩で性別が変わるものなのかなぁ・・・?」
遠い目をしながら窓の外に目をやる。
まだ辺りは真っ暗。月がとても綺麗だ。
「ねぇ知ってる~?お月様にはウサギがいるんだよ~・・・」
「ウサギなんていねぇよ。いるのは俺たちみたいな月に住む住人だ
「へぇ~・・・おまえ、月から来たんだぁ・・・日本語うまいなぁ
「俺は日本語なんてしゃべってねぇゾ。おまえが月語をしゃべって
「へぇ~・・・俺、すごいな・・・・って、はあぁぁああぁああぁ
「おめぇいちいちうるせぇな」
「いやっ、もうなんか何もかもが分からないんだけど!」
始終表情が読めない赤ん坊だが、不意に窓の外に目をやり
その時・・・
ドクンッ
「っ!?な、何・・・っ」
心臓がはねて、視線が無意識に窓の外へ向かう。見つめた先は・・
「やっぱり当たりか」
口元をわずかに歪めると、赤ん坊は俺の前に仁王立ちになった。
「行くぞ、ツナ。さっそくだが最初のミッションだ」
「何が?」
「これ付けとけ」
俺が惚けているうちに、赤ん坊は俺の首にネックレスのようなもの
そしてそれが終わるのと同時に、グイと俺のパジャマの袖をありえ
「って、ええええええ!!??」
空中に投げ出される身体。ここは二階だ。このままの体勢で落下す
次に来るであろう衝撃を覚悟して固く目を瞑った俺だったが・・・
不意に瞼の裏にまで強い光が射して────
次の瞬間足が地に着いていた。
そろそろと目を開ける。急に身体が軽くなった気が・・・する・・
「どうして・・・俺・・・」
全く怪我をしていないどころか、どこも捻っていない
自分の両手を見つめて・・・ギョッとなった。
いや、手がどうという訳ではなくて・・・斜め下に向けた視界にミ
「ちょっと何これぇーーー!?」
「近所迷惑だゾ、ツナ。それは戦闘服だ。その姿になってる時は
「な、なるほど~・・・・って!身体が軽いのはいいとして
「文句が多いな。服に関しては上に言ってくれ。一応おまえと日本
赤ん坊はそう言うと、とっとと道路に出て行ってしまった。
俺も慌てて後を追う。こんな秋葉ギャルも顔負けの格好のところを
「・・・で、この恥ずかしい格好で何をしろと・・・?」
こうなったら付き合うだけ付き合ってさっさと家に帰してもらうの
「おまえもさっき感じただろ?」
「・・・・・何を?」
感じた・・・が、漠然と何かを感じただけで何を感じたのなど分か
「とりあえず走りながら話すゾ。時間がねえ」
「はっ!?」
トンッ
赤ん坊は軽く地面を蹴ると、向かいの家の屋根に飛び乗った。
「ついてこい、ツナ」
ゴオォッ
「・・・・・っ」
景色が目まぐるしく変わる。
ありえない!屋根の上を飛び移ってる赤ん坊もありえないが
"というか俺、もうすでに人間じゃないのかな・・・"
ものすごい風圧に半分目を閉じながら、俺たちはひたすら“何か
いったいこの先に何があるのか・・・
あまり考えたくなかった。
「・・・何かしら・・・この石・・・」
時刻は寅の刻に近い────
スーツを着崩した妙齢の女性がその石の前にかがみ込んだ。
日本人ではない。金の長髪に、縁の付いた眼鏡をかけた、美人
残業続きでタクシーから降りて家の前まで来たときにはもうこの時
家の前に転がっていたソレは・・・淡い黄色を放っていた。
「キレイ・・・」
そっとその石に手を触れる。
その時・・・何かよく分からないものが女性の中へと洪水のように
体中を駆けめぐって、内側から溢れ出す。
「っ!?」
ドクンッ
きっとこの力があれば・・・
女性の生気を失った目がゆらりと月を見上げた。
月の光が瞳にうつり、女性の目を金色に染める。
石を拾い上げ、一歩、家とは反対方向に踏み出したその女性の肩を
ゆっくりと振り返る。
先ほどまでは確かに誰もいなかったソコに、最初から居たかのよう
同じく月の光を浴びて、彼は妖艶な笑みを浮かべていた。
「その石、僕に譲ってもらえませんか?」
女性の口が三日月型にニンマリとつり上がる────
「月の・・・石!?」
「ああ。おまえにはソレを回収してもらう」
「なんでそんなもんがココにあるんだよ!?」
「手違いで地球に降っちまったんだよ。人間が触ると・・・やべぇ
「ど、どうヤバいの・・・?」
「もう誰かが拾ってるかもな。会ってみれば分かる」
ゴクリと生唾を飲み込む。
何か・・・ひどく大変な事に首を突っ込んでしまった気がした。
石の気配が・・・・近い────────
「私の邪魔をするの?坊や・・・」
「あなたが石を譲る気がないのでしたら・・・」
「邪魔するのなら・・・殺すわよ」
「それはそれは・・・怖いですね」
クスリと苦笑すると、少年はどこからは三叉槍を取り出した。
「ですが僕も同じ言葉を返させてもらいましょう。・・
その言葉と同時に少年は三叉槍を振り上げた。
ズドッ
少年の三叉槍がアスファルトにめり込む。
紙一重で横っ飛びにかわした女性は、一瞬で少年の背後に回り込ん
「坊や・・・持ってるわね・・・」
「!!」
「寄越しなさい・・・」
後ろから首めがけて襲ってきた手刀をギリギリでかわすと
「・・・・いったいそれを使って何をしようというんです?」
「・・・・何もかもが気にくわないわ・・・。イタリアからここに
「馬鹿らしい・・・」
少年は眉をひそめて女性を見た。
この女性、本気だ。会社でも潰す気か。
そんなことのために石を使わせる訳にはいかない。
自分には・・・どうしても石が必要なのだから──────
〝家族なんて・・・いらない・・・〝
〝お兄ちゃんなんて・・・欲しくないもん・・・〝
どうしても・・・・・
「だから・・・私に寄越しなさい!!」
一気に間合いを詰めてきた女性が、骸の三叉槍を掴み
「なっ!?」
一瞬反応が遅れた少年がハッとして重心をずらす。しかし目の前に
〝避けられない・・・〝
「だめええぇぇぇぇえぇぇえええっっ!!!」
ドンッ
いきなり誰かに突き飛ばされて、少年は堅いアスファルトの上に転
女性の手刀が空を切る。
「はぁっ・・・はぁっ・・・ま、間に合った・・・?」
「なっ!?」
***
「はぁっ・・・はぁっ・・・ま、間に合った・・・?」
「なっ!?」
俺は体勢を立て直してこちらを狂気に満ちた目で見てくる女の人の
しかし、すぐに目をそらした。怖すぎる。どう見てもその女の人は
嫌な汗が背中につたうのを感じながらふと視線を横にずらすと
俺は苦笑い混じりに笑いかけてみたが・・・・
〝あれ・・・この人・・・どこかで見たことあるような・・・〝
俺はまじまじと目の前で倒れる自分より若干年上のように思われる
そうだ・・・見たことがある・・・学校で・・・
確か・・・・
「六道・・・骸・・・?」
そう呟くと、その少年、骸は驚いたように目を見開いた。
「おいツナ、ボケッとしてんじゃねぇ。早く回収しろ」
「ふぇ!?」
赤ん坊の言葉で不意に緊張感が戻ってきた。女の人は・・
‥‥……━★
すみませんここまでです;;
太陽の出てない間は女で太陽が出ると男に戻れるとかいう話でした。骸さんちのベッドに寝かされてる時に男に戻っちゃって、ひぎゃー!みたいな話が書きたかった。あと学校で女になっちゃってひぎゃー!って話が書きたかった。そこまでいきませんでした・・・orz
えと、もしここまで読んでくださった方がいましたらありがとうございました!!
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